子育てとの両立で悩む女性作業療法士はとても多いです。
私も子どもを育てる上で最適な職場を探して転職した経験があります。
職場への距離、人員の配置、職場での人間関係などなどで、ママの働きやすさってかなり変わるんだなということは実感しています。
フルタイム、時短勤務、パートなど様々な働き方が選べる場合、どれがいいのだろうか？どうやって探そうか？と悩んでいるあなた。
そんな育児と両立したいと考えるリハ職である、あなたに向けての記事なので、ぜひご覧ください。
子育て中の女性作業療法士に多い悩みとは？
まずは子育て中の作業療法士は実際にどんなことに悩んでいる人が多いのか整理していきましょう。
子育てと仕事の両立に悩む女性作業療法士（OT）は多く、以下のような悩みを抱えています。
よくあるOTママのお悩み
- フルタイム勤務では保育園の送迎や家事との両立が難しい
- 突発的な子どもの体調不良による欠勤に理解のある職場が少ない
- 時短勤務やパートタイムの求人が見つかりづらい
- ブランク後の再就職への不安
- 家計を助けたいけど、扶養内で働きたい
こういった不安や制約が、転職を考える大きなきっかけになります。
もっと育児と仕事が両立できる職場はないかって思いますよね。
また、以下のような声もよく聞かれます
その他の悩み
- 「出産前は常勤でバリバリ働いていたけど、今の自分には無理…」
- 「子どもが小さいうちは、もっと余裕をもって働きたい」
- 「でも、スキルを落としたくないし、将来のキャリアも考えたい」
子どもがいるけれどしっかり働いてキャリアを築きたいという人も悩みが絶えませんよね。
子育てと両立しやすい職場ってどんなところ？
子育てとの両立を目指すには、職場選びがカギとなります。
私自身も3つの法人を経験ましたが、子育て世帯に対する対応は場所によって全然違うと実感しているんです。
具体的にどんな職場が両立しやすいか、特徴を見ていきましょう。
時短勤務OKな施設の特徴
子育て中は時間的に柔軟に対応してもらえる職場だと子育てがしやすいです。
時短勤務OKだと
- 常勤でも短時間勤務が可能（例：9:00〜16:00）
- 長い期間（小学校低学年まで）などのスパンで時短勤務がとれる
- 保育園の送迎に合わせて勤務時間を調整できる
- 1日6時間程度でも常勤扱いのケースあり
- 育児経験のあるスタッフが多く、理解がある
- シフト制で希望の曜日に休みが取りやすい
作業療法士は医療職の中でも、比較的時短勤務を取りやすい職種です。
作業療法士は時短勤務OKだけれど、看護師さんは時短勤務NGという職場も経験あります。
職場によって、時短勤務でも自分で短縮する時間帯を選べるという職場もありました。
時短勤務制度が充実している施設は子育て世帯が働きやすいので、複数のママ達が活躍していました。
実績があると、職場の雰囲気的にも協力する雰囲気があるので、その点でも仕事を続けやすいポイントだと感じます。
実際に経験して、両立が難しいと感じた職場は夜診がある職場です。
これは免除にしてもらうことができるのですが、免除にされた場合他の人への負担が大きいと感じました。
急なお休みに理解のある職場とは
子どもがいることで、最も困るのが急なお休みです。
休みたくなさ過ぎて、ちょっと咳が…と思いつつ子どもを保育園に預けたら私が1時間通勤している間に職場に電話がかかってきたときがありました…。
あれは失敗でした。
チェックポイント
- 子育て中のスタッフが複数いる
- チームで業務をカバーできる体制がある
- LINEやグループウェアで業務連絡が柔軟
- 有給取得率が高く、突発対応に寛容
- 上司や人事が子育てに前向きな理解を示す
いつもギリギリの単位数で動いているような職場では、誰かが休むとかなりの負担になります。
そのため、急なお休みにはチーム内でカバーできる体制が整っていると、休む側も休まれる側もどちらも負担感が少ないです。
個人的には、子どもが4人いる上司の下で働いたときはさすがに理解してもらいやすかったです。
ただ、子どもの数と言うよりは、その人の性格や年代など様々な要因で考え方に偏りがある場合もあるので注意です。
ママOTの転職成功例と体験談
リアルな体験談は、転職を考える方の参考になります。
実際に私周りのリハ職の方にインタビューをしました。
体験談①：病院勤務から訪問リハへ転職（30代・2児のママ）
体験談①：病院勤務から訪問リハ
病院勤務から訪問リハへ。1日5件だけ、15時までの勤務で家庭とのバランスがとれています。最初は不安でしたが、同行研修が丁寧で安心して始められました。
子どもが小学校一年生の時には、行き渋りがあり訪問数をかなり減らしましたが、柔軟に対応してくれました。
体験談②：デイサービスで週3勤務（40代・小学生の母）
体験談②：デイサービスで週3勤
週3日のパート勤務にしたことで、子どもとの時間が増え、心にも体力的にも余裕ができました。
フルタイムの時は疲弊していましたが、毎日が楽しくなりました。
体験談③：ブランク5年から復職（30代後半）
体験談③：ブランク６年から復職
パートからスタートし、徐々に勤務時間を増やして常勤に変更しました。
最初は不安しかなかったけど、職場の先輩ママに支えられて少しずつ慣れていきました。
おすすめの働き方パターン
働き方は一つではありません。自分に合ったスタイルを選びましょう。
週3勤務／扶養内／時短常勤の比較
フルタイム以外の場合の時間や収入って想像つきにくいですよね。
作業療法士は地域にもよりますが、時給がある程度安定しているので、短い時間で一般職のパートタイムより給与が良いというのがメリットですね。
また、パートでつなぐことで、キャリアの分断もされにくいです。
| 働き方 | 勤務時間例 | 月収目安（関東） | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 週3パート | 9:00〜16:00 ×週3 | 約7〜10万円 | 時間の自由／家庭優先 | 社保なし／収入がやや低め |
| 扶養内勤務 | 月8万円未満 | 約6〜8万円 | 税金優遇／家計のサポート | 勤務日数や時間が制限される |
| 時短常勤 | 9:00〜16:00 ×週5 | 約17〜20万円 | 社保あり／安定した収入 | 毎日の勤務が必要／疲労感あり |
育児中の女性におすすめの求人サイト・転職サービス
時間が限られているママこそ、転職サービスをうまく使うのがカギです。
登録する転職サイトは２～3つ程度で比較をしながら、転職を進めるのがおすすめです。
私も実際に登録をしたことがあるのですが、やはり進められる求人は登録した会社によって違いがあるので、様々な求人から転職先を探したいという人には２～3つ程度がおすすめ。
ただし、連絡頻度が多すぎてもしんどいという人は、まずは1社の登録をして様子をみましょう。
PTOTSTワーカー
PTOTSTワーカーの特徴
- パート・時短求人が多い
- 面接日程や条件交渉も代行してくれる
- LINEで気軽にやり取り可能
PT･OT･ST WORKERは看護師や医師などの転職においてサポートしてきた長年の実績がある会社です。
そのため、多くの医療施設とのつながりがあり、独占求人や非公開求人も多数持っているのがPT･OT･ST WORKERの特徴です。
\人柄や職場環境など求人情報には載っていない情報多数/
/登録料無料\
PT.OT人材バンク
PTOT人材バンクの特徴
- 求人探し、書類作成、面接対策、退職/入職の流れなど、転職活動を徹底サポートしてくれる
- 履歴書テンプレや応募書類サポートも充実
- 4万件以上の求人を掲載中
PTOT人材バンクは、多くの求人を要する大手の転職サイトなので、その分好条件の求人も見つけやすく、年収UPにつながりやすいです。
そのため、年収をUPしていきたい人や、様々な転職先の選択肢から吟味したいと考える人に向いています。
フルタイムで転職を考える人にも最適です。
\利用は完全無料/
/登録は１分程度\
メディカルHR
メディカルHRの特徴
- 利用者の満足度が高い
- 医療業界に精通したスタッフが、業界ならではの悩みや働き方、キャリアパスについても的確にアドバイスできる
- 新しい分野に挑戦したい方のサポート体制もある
メディカルHRは知名度は高くありませんが、医療分野の転職に置いてサポートが手厚い転職エージェントです。
じっくりアドバイザーに相談しながら、転職の方向性を決めたいという人にはメディカルHRもおすすめ。
\登録無料/
/LINEで気軽に相談可能\
まとめ｜家庭と仕事のバランスは「探し方」で変わる
子育て中の女性作業療法士が転職を成功させるには、
ポイント
- 時短・パート勤務が可能な職場を選ぶこと
- 急なお休みに理解のある環境かを見極めること
- 働き方を見直し、自分の理想に合わせて選ぶこと
が大切です。
転職は不安もありますが、「今の私に合った働き方を見つけたい」
そんな思いがあるなら、一歩踏み出してみましょう。転職は、自分らしく働ける環境を見つける大きなチャンスです。
焦らず、自分のペースで、自分の未来を考える時間を持つこと。
それが、家庭と仕事の両立を叶える第一歩になります。
子どもを育てながら働くというのは、簡単なことではありません。
でも、作業療法士としてのスキルややりがいを活かしつつ、家族との時間も大切にしたい。そんな願いを叶える方法は、確実にあります。
この記事が、あなたが一歩を踏み出すヒントになれば嬉しいです。
あなたに合った職場が、きっと見つかりますように。
私自身も職場によって働き方は変わってくると経験上実感しています。
そのため、こんなものだとあきらめずに探していくことが、自分に合った職場に出会うには必須だと感じています。