
病院や施設でフルタイムで働いていると、休みがそもそも少ないですよね。
そのため、子どもと過ごす時間も少なくなりがち。
シフト制で残業アリで働いているママ達は、子どもと過ごす時間が少なくて罪悪感を持っているという話もよく聞きます。
でも、ママは子どもとの時間も確保したいのが本音ですよね…。

私も、週に休みが1.5だったため、2週間に1回は週6勤務。
そのため、週6で保育園に行ってもらうこともあり、大丈夫かな?と思ったことがありました。
自分自身もヘトヘトですよね…。
作業療法士ママが子どもとの時間を確保する方法【仕事でできること】
作業療法士ママが、どうすれば子どもとの時間を確保できるかまとめました。
仕事上、生活上それぞれの時間の確保術をみていきましょう!
残業はしないと決める

残業はしないと決めることが大切です。
まずは、終わりの時間を決めて、その時間に終わるには、どのくらいの時間で仕事をすれば良いか逆算していきます。

職場によって残業がある、ないって違うんですよね。
でもそのダラダラ仕事をする雰囲気にのまれずに、効率よく仕事を終わらせていきましょう。
基本的に同じ単位数をこなしているのに、時間がかかる人と、かからない人がいますよね。
まずは、残業なしで帰ることができている人の真似をしてみるのも手ですよ。
それぞれのタスクにどれくらい時間がかかるのか把握する

自分がどこに時間がかかるのかを具体的に把握することも残業しないことに有効です。
例えば、サマリーを書くのに、時間がかかるようなら、早めに書き始める、書くための型を決めておくなど対策はできます。
カルテを書くことに時間がかかるようなら、リハ時の改善する課題を決めて、それが改善されたのかどうかの評価を書くようにするなど、目的意識を明確にすることで、カルテもスムーズに書くことができます。
後輩指導は長くなりすぎないように時間を決める

カルテ記載や、患者治療などは時間内に終わるけれど、後輩指導は業務時間に組み込んでおらず、長引くことってリハビリあるあるですよね。
そんな時には、この時間で目標や、課題を共有しようと事前に後輩にも伝えておくことでスムーズにいくこともあります。
言葉を引き出すのに、時間がかかることも多いので、後輩にもこの課題について話したい、この患者さんについて今日は話そうと事前準備の時間を与えてあげると話が進みやすいです。
そして、20分だけなど時間を決めることで、お互いの時間を無駄にせずに進行できます。
隙間時間は見逃さない
仕事中のスキマ時間てありますよね。
例えば、患者さんを迎えに行ったけれど、自立でトイレへ行くパターンの時の待ち時間や、まだ患者さんの準備ができていない時などはチャンスです。
ある程度カルテに書く内容を整理したり、サマリーに何を書くのか、カンファレンスで伝えなければいけないことなどを考える時間にあてます。
勉強会はリモート参加or厳選する

勉強会は最近はリモートでの参加を許可している会社もあるかもしれません。
そんな時は、誰も使っていないから…と気を使うのをやめて積極的に利用していきましょう。
自分が利用することで、利用者が増えていくことも考えられます。
また、すべてに参加していると、いくら時間があっても足りないので、厳選して興味のあるもの、必要な物だけに絞りましょう。

コロナを経て県士会や協会の勉強会なども、リモート増えたことはメリットですね。
平日の休みを有効活用する

シフト制だからこそ、平日に休みがある場合もありますよね。
そんな時には子どもと長く過ごすチャンスなので、家事は置いて思い切ってやすみにして、お出かけしてみるのも気分転換になります。
平日だからこそ、普段混んでいる場所にも行きやすいですよね。
お出かけして、家事ができないと困る…と言う人は、生活の中でもいっぱいいっぱいになっているのかもしれません。
その場合は、次の自宅でできる、時間確保術をみて下さいね。
作業療法士ママが子どもとの時間を確保する方法【自宅でできること】
朝の時間を有効活用する

朝はとにかく早起きすることをおすすめします。
子どもが寝ている時間に、いかに家事を進めておくかが勝負だからです。
例として私が朝にすることを紹介しますね。
わたしが朝にしていること
- 洗濯物を畳んで、保育園準備
- 食洗器に入っている物を片付ける。
- 朝ごはんと弁当を作る
- 夕飯の食材は切っておく
- ロボット掃除機ができるように片付ける
- 掃除機やクイックルワイパーをかける
- 明日の夕飯の食材を解凍するために冷蔵庫移動
- 足りない食材がないかチェック
これだけの家事を朝にすることができれば、夕方以降の時間がとても楽になります。
そのためには、私は5時頃おきますが、寝るのも早いので睡眠時間は確保できているんです。

家事を朝からしたくないという人は、自分時間にあてるのもおすすめですよ。
リフレッシュして子どもと向き合えます。
家事は効率化する
家事は徹底的に効率化することをおすすめします。
時短家電に課金することで、かなりの時間短縮になるからです。
特にドラム式洗濯機で乾燥までやってしまったり、食洗器に入れるだけで片付けが終われば家事の負担は減ってきます。
初期費用を渋るより、時間を捻出すると意外にすべてがうまく回ります。
時間がある時には家事をアクティビティ化する

子どもと一緒に家事をするのもおすすめです。
子どもは意外に掃除や料理をするのが好きなので、楽しんで参加してくれます。
ただ、平日の時間がない時にするとママはイライラしてしまうかも…。
でも休日や、時間のある時に一緒に掃除や料理をやってみるのはとてもおすすめです。
作業療法士なら、子どもができる範囲の作業の段階づけもできるので、スムーズに導入できますよ。
環境設定は徹底的に見直す

家事がスムーズにいかないのって、子どもの世話にも手がかかるからって思いますよね。
本当に赤ちゃんで3歳程度までなら、手がかかりますが、4歳になってくるとかなり自分でできることも増えます。
そのため、環境設定を、見直していくことも大切です。
例えば、服の管理方法や枚数を減らす、おもちゃも片付けやすい状態にするなどをしていくことで、結果的にママも助かります。
また、自分自身の認知の傾向や作業環境も分析することで、作業の効率化を図れます。
作業療法士であれば、その辺は得意分野だと思うので、患者さんを評価するように、自分や自分の家族を評価して、環境設定を見直すことで、時短につながりますよ。
やめられることはすべてやめる
やめられないって思いこみが結構あることに、私も気づきました。
特に自分が勝手にこだわっていただけのことも多かったです。
忙しいママにおすすめの時短術の一つは、私服の制服化です。
もちろん、選ぶ時間が短縮されるという利点もありますが、選ぶ回数が少なくなるというのは、忙しい人ほど効果のある決断疲れの予防になります。
人は決断を繰り返すことで疲れてしまうんです。
ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、私たちは1日に最大で3万5,000回の決断を下しているそうです。
ママは自分のこと以外に、子どものことも選択し、決断する必要があり、独身時代よりもっと決断疲れによる疲労感が強まってしまいます。
長期的な視点を持つ

今は子どもと過ごす時間を大事にするけれど、やりたい仕事に向けてのスキルは貯めておこうなど、長期的な視点を仕事でも持つことをおすすめします。
優先順位はライフステージでも大きく変わるものです。
短期的にみると遠回りでも、長期的な視点でみると、今は子の働き方が良いかなと自分を納得させられます。
そのため、仕事も、家事も優先順位をつける練習はしておく必要がありますよね。
子育てをしていると、物事を100点のクオリティにしようと思うと、物事がすすまなくなります。
そのため、60点で良いものは60点ですすみます。
自分の時間も大切にする
子どもとの時間を大切にしようと思うと、自分の時間が全く取れないと悩むことがあります。
私も7時過ぎに子どもを預けて、寝かせるまでは自分の時間は、職場の昼休みだけという期間が3年ほどありました。
でも、その暮らしをやってみて、これは続かないなって思いましたね。
そういった自分の時間を取れないような働き方では、続けることが難しいので、転職をして緩やかな働き方にすると解消されました。
転職するかは別にしても、少しでも自分の時間を持つことで、子どもとの時間を大切にできるのではないかと実感しています。
まとめ

今回は、作業療法士ママが子どもと過ごす時間を確保する方法をまとめました。
仕事上のできること、生活上のできることを、何か一つでもやってみると子どもと向き合う時間は増えるのではないでしょうか。
子どもとの時間を確保するためには?と考えているあなたは、すでにきっと良いお母さんだと思います。
その愛情が正しく伝わっていますように。
そして、あなた自身が楽しく暮らせるように、頑張りすぎずに進んでくださいね。