※アフィリエイト広告を利用しています

作業療法士が転職する時に気を付けるポイントと必須の確認事項

作業療法士は、勤続年数が7年程度と短く、比較的転職しやすい職業です。

しかし、転職時に気を付けないといけないこともあり、安易に転職を選んでしまうことで永遠の転職ループに陥ることがあります。

OTはるか

転職時に気を付けておくポイントさえ押さえれば、転職してすぐにまた転職したいって思わなくて済みます。

転職しやすい職種だからこそ、安易な転職はNGです。

転職ループに陥らないように、作業療法士が転職時に気を付けたいことを解説していきます。

もちろん、理学療法士や言語聴覚士の方にも当てはまりますよ!

作業療法士が転職時に気を付けること

作業療法士が転職時に気をつけることをかき出していきます。

OTはるか

安易に誘われたからそこに就職しちゃお~と転職をしてしまうと後悔することもありますよ。

  • 自分のスキルを把握する
  • 転職理由での優先順位をつける
  • 一つだけに絞るのではなく様々な施設を見学する
  • 転職先の情報収集を多方面から行う
  • 複数の転職サイトを利用する

自分のスキルを把握する

自分のスキルを把握することは、足りないスキルが何なのか把握できるからです。

それを補完するようにタダで勉強ができるような、職場に行けばそれなりに知識がついてきます。

特に若いうちはその考えで十分ではないかと感じます。

会社自体は価値提供をする場でもありますが、自分の市場価値を高めるための学習の場でもあります。

そして、自分より先を言っている先輩を真似ることでグッとスキルアップできるので、尊敬できる人がいるというのは大きいです。

ある程度年代が上の場合には、自分にストレスがかかりにくい方法を知っています。

そのうえでストレスをかけたいのか、かけたくないのかを選ばえば良いのではないかと思います。

OTはるか

ストレスをかけたいってどういうこと?って不思議に思う人もいるかもしれませんが、ある程度のストレスをかけなければ成長はあり得ないからです。

コンフォートソーンをご存じでしょうか?

この図のようにコンフォートゾーンから出て、ラーニングゾーンに身を置くことで、いつまでも人は成長することができます。

OTはるか

とは言え、今はその時期じゃないと思ったら、全然ぬくぬくするのもありだと思っています。

長い人生いつも頑張れるわけではありません。

転職理由での優先順位をつける

転職理由で何を優先させたいのかというのは、明確にする方が良いです。

自分の今が嫌な理由さえ明確にできれば、職場選びはかなり単純です。

例えば

  • 今の職場では残業が出ない→残業代が出る職場or残業がない職場
  • 職場から遠すぎて保育園のお迎えに行くと疲れる→近い職場
  • 給与に満足できていない→昇給率がしっかりある職場or仕事に対して対価を払ってくれる職場
  • 休日数が少ない→休日数を重視する
  • 人間関係が煩わしい→人間関係が希薄でスムーズな職場
OTはるか

ただ自分の条件全てそろっているとなるとなかなか見つかりません。

条件の中でも譲れない条件に優先順位をつけておくことで、選択できますよ。

一つだけに絞るのではなく様々な施設を見学する

見学をしてみてわかることってありますよね。

人間関係や、上司の人柄など結構会っただけで、合う、合わないわかることもありますよね。

見学時の印象と条件を照らし合わせて、総合的な判断が必要になります。

そのためには、様々な施設を見学することで、それぞれの良さがわかってきます。

OTはるか

意外にこんなところ、自分は気になるんだなっていう自己理解にもつながりますよ。

転職先の情報収集を多方面から行う

リハビリテーション業界は狭い世界です。

そのため、近所の病院の情報を知ろうと思えば、つてがあり話をきけるという人もいますよね。

そんな時に一人の人の情報ですべてを決めてしまうのは良くないと思っています。

なぜなら、それはその会社で働いたことがあったからと言って、一人の感想に過ぎないからです。

事実と感想が分けられていない場合は特に注意が必要です。

事実だけを心の片隅に置いておく程度で聞く方が良いでしょう。

そのため、多方面からの情報収集が大切になってきます。

複数の転職サイトを利用する

複数の転職サイトを利用するというのは、単純に持っている求人が違うからです。

企業側から求人を出すときに、複数のサイトやエージェントを使用した場合、よりお金がかかります。

そのため、できるだけ絞ってエージェントを利用しているという病院や施設も少なくありません。

病院は経営的に順風満帆とはいかないことも多いので、湯水のように求人募集にお金を使うことはほぼありません。

そのため、一つのエージェントで良い求人がみつからなかったとしても、いくつか登録することで自分に合致した求人に出会える確率は高くなるからです。

転職時に条件面で確認した方が良い事

初任給や給与だけでなく、昇給率を確認する

OTはるか

もしかしたら、学生時代に昇給率を確認して、就職先を決めたリハ職は少ないのではないでしょうか?

一般企業では昇給率というのは大概の企業でしっかり示されています。

しかし、医療業界では昇給率を求人票に書いている病院は少ないです。

OTはるか

長く病院で働くとわかるのですが、昇給率が悪く、書くと求人がこなくなるかもしれないというのお実際のところありますよね。

初任給は病院や施設ではどんぐりの背比べで、それほど大差はありません。

しかし、この昇給率というのは病院によってかなり違いが出てきます。

昇給については、作業療法士は会社員に比べて損をする?男女で違う生涯賃金の平均との差。

にて詳しく解説しています。

残業時間とその取り方を確認すること

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によるとリハビリ職(この場合は視能訓練士も含む)の平均残業時間は月に5時間程度とされています。

OTはるか

え?少なくない?って思った人もいれば、まあそれくらいかなって思った人もいますよね。

残業時間ってめちゃくちゃカラクリと、会社での差がありますよね。

私が一番最初に就職した大手の病院は、終業時刻になったら仕事が終わっていなくても先にタイムカードを押しに行くという指導がされていました。

OTはるか

今考えると、本当に意味が分からない指導ですよね。

でも新卒で入ったので、そういうものなのかなという気持ちもありました。

ただ、これはかなりひどいブラック病院だと言えます。

その他の病院ではさすがに先にタイムカードを押しなさいという指導ではなく、「勉強会や研究は残業ではないよね…」的な指導でしたね。

OTはるか

医療職に勉強会はつきものなので、あれば勉強になるけれど、結局それで業務を圧迫している部分はありますからね。

残業代が出ないというのも、特徴ですね。

勉強会の頻度はどの程度で、業務的な内容と判断した場合は、残業としているのか確認しましょう。

研究や発表なども同じ理由で要注意です。

また、残業の計算の仕方にも注意してほしいです。

計算の仕方に注意というのは、どういうことかというと、就業規則にて30分単位での残業申請が認められているという文言があるとします。

すると、40分間残業をした場合に、10分は切り捨てられると考える人が多いです。

しかし、これは違法です。

労働基準法にて残業代は1分毎にはらい、計算することが決まっています。

労働基準法第24条で決まっている

残業は1分単位で計算し、集計する

OTはるか

この手法をとっているかどうかで、病院自体がブラックな気質があるかどうかわかりますよね。

残業代の計算方法って意外にその会社の根幹かもしれません…。

休日数と実際にスタッフが来ている時刻を確認すること

休日数は子どもを持つ人にとっても、非常に大切ですよね。

有給消化率が100%だったとしても、ほぼ最低基準の105日間の休日数だったらどうでしょうか?

年間20日間有給を使っても、年間休日は125日にしかなりません。

そのため、元々の年間休日が少ない会社はなぜそうなっているか考えてから就職しましょう。

OTはるか

私が以前勤めていた場所では、年間休日は少なかったけれど、一日に働く時間が7.5時間だったんですよね。

あ~なるほど、それで年間休日は少ないんだね…って納得しますか?

もちろん、実際に7.5時間の勤務がしっかり守られている場合は、納得のしようもありますが、実際は朝のミーティングを業務時間外に行い、カルテの情報収集の時間は全くなく患者業務が始まり、単位数も他の病院と同等です。

それを考えると必然的に業務時間は、早くせざるを得ずに、9時から就業のはずが、8時半には患者の情報確認のために、パソコンとにらめっこであるという状態が毎日続きます。

OTはるか

情報取らなくても良いっていうんですが、情報取らないとリスク管理できないですよね?

どういうこと?無理でしょってなりました。

きちんと休日数があれば、それも不満にはなりませんが、休日数が少ない上で、そういった無駄な業務負担は心身に影響を与えてきます。

OTはるか

タダで朝早くに行かないといけないと、子どもの学校より早く出る必要もあるし、嫌になってしまいますよね。

そのため、実際にスタッフが来ている時間と就業時間に相違がないかどうかもチェックしてくださいね。

まとめ

今回は作業療法士が転職する時に気を付けるポイントと必須の確認事項を解説しました。

転職時に自分自身で気を付けるポイントと条件面で確認するべきことを、お伝えしました。

転職時に気を付けるポイント

  • 自分のスキルを把握する
  • 転職理由での優先順位をつける
  • 一つだけに絞るのではなく様々な施設を見学する
  • 転職先の情報収集を多方面から行う
  • 複数の転職サイトを利用する

条件面で確認するべきこと

  • 初任給や給与だけでなく、昇給率を確認する
  • 残業時間とその取り方を確認すること
  • 休日数と実際にスタッフが来ている時刻を確認すること
OTはるか

せっかく転職するんだから、今よりも自分にとって合う、納得できる職場に転職できることを祈っています!

条件面で確認することは意外に見落としがちなので、確実に確認してくださいね。

※アフィリエイト広告を利用しています。

-OTの転職ノウハウ