
久しぶりに会った作業療法士の友達と、仕事の話になった時に、「休み少なくない?」と話題になることがありました。
私自身病院で働くことも多かったので、こんなもんかなと思っていました。

みんなどれくらい休んでいるの?
実際私の休みってかなり少ない方なんじゃないかな?って思ってきたんですよね。
リハビリ職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)は、病院や施設で働くことが多いため、勤務形態によって休日の数が変わる。
「リハビリ職は休みが少ない」と言われることもあるが、実際のところどうなのか?
この記事ではリハビリ職の休みについての疑問についてお答えしていきます。
一般的な年間休日の決まりってどうなってるの?

「年間休日」は会社や病院ごとに決められているが、法律で最低限のルールがあるのをご存じでしょうか?
労働基準法による最低限のルール
- 週1回または4週で4回の休日が必須(労働基準法第35条)
- 法定労働時間は1日8時間・週40時間以内
- 年間休日として最低104日以上確保されるのが基本
つまり、どんな職場でも年間104日以上の休日が必要とされます。

以前働いていた場所は年間休日が105日だったので、そう考えるとギリギリ最低ラインの休日体制だったなと思います。
休みの数によって、体の疲労感って全然違いますよね。
年間休日の確認方法

「この職場は本当に休みが多いの?」と気になる場合、以下の方法で確認できますよ。
求人票のチェックポイント
項目 | 確認するポイント |
年間休日 | 120日以上なら比較的多め、100日以下は少なめ |
週休 | 完全週休2日か?シフト制か? |
有給休暇 | 取得率が書かれているか? |
残業時間 | 「残業なし」と書いてあるか? |
求人票には「年間休日120日以上」などと書かれていることが多いですがが、実際に休めるかどうかは別問題らしいです。
面接や見学時に聞くべき質問
- 「年間休日は本当に取得できていますか?」
- 「有給休暇の取得率はどれくらいですか?」
- 「シフトの休みは固定ですか?それともバラバラですか?」
現場の雰囲気も見ながら、本当に休める環境かを確認することが
特に、注意してもらいたいのは、昨年だけでなく、数年間の実際の年間休日の実績を確認してほしいです。
数年間の年間平均実績の休日数を確認するべき。
有給の取得実績でも構わないと思いますが、数年間でどれくらい休日が取れているかどうかでホワイトか、ブラックか確認できます。
リハビリ職は休みが少ない?知るべき年間休日の決まりとは?年間休日の確認の仕方
では、実際にリハビリ職の休日について確認していきましょう。
リハビリ職の年間休日ってどれくらい?

平均的な年間休日の目安
職場の種類 | 年間休日の目安 |
---|---|
病院(一般病棟) | 110~120日 |
クリニック(外来) | 120~130日 |
介護施設(老健・特養) | 105~115日 |
訪問リハビリ | 120~130日 |
フリーランス | 自分で調整 |
年間休日は、120日以上あると「休みが多い」とされ、100日を切ると「休みが少ない」と感じる人が多いです。
病院や施設によって休日の決まり方が違うので、求人情報をしっかり確認することが大切です。
特に、訪問リハビリでは比較的休日が多く確保され、施設では休日数が少ない傾向にあります。
クリニックなどは、休日数は多くても、時間的に中が抜けて拘束時間が長いということも考えられます。
多職種とのリハビリ職との比較

確かに他の医療職と比べると、リハビリ職は休みやすい職業です。
特に医師は年間休日が少ないですが、ただ、医師は年収が4倍ほど高いため、比較対象にするには役割も違うため比較しにくいですね。
職種 | 年間休日数 | 休みの取り方 |
---|---|---|
リハビリ職 | 約120日 | 土日祝日 or シフト制 |
看護師・介護士 | 約110〜120日 | シフト制(夜勤あり) |
医師 | 100日以下もあり | 不規則(オンコールあり) |
看護師、介護士は夜勤勤務もあり、給与は上がりやすいです。
しかし、同じように低賃金で休日が少ない職種だと言えます。
一般的な会社員の休日と比較すると?
- 特徴: 一般的な会社員は、土日祝日が休みの「完全週休2日制」が多いです。
- 休日数: 平均的には年間120〜125日程度。
- 休みの取り方: 土日祝日が休みで、さらに年末年始や夏季休暇が加わることが一般的。
職種 | 年間休日数 | 休みの取り方 |
---|---|---|
リハビリ職 | 約110〜120日 | シフト制(不規則) |
一般的な会社員 | 約120〜125日 | 土日祝日+長期休暇 |
一般的な会社員は125日程度休日が確保されていることが多く、連続した休みも取りやすい傾向にあります。
そのため、会社員と比べると、リハ職の休日は少ない人が多いのは事実です。
休日が少ない職場のデメリットと対策

「休みが少ない…」と感じるリハビリ職は少なくないですよね。
特に病院勤務では、土日もリハビリを必要とする患者さんがいるため、交代制での勤務が基本となります。
その場合、みんなが働いている時にも働き、休んでいる時にも働くことになります。
こうなると、一気に休みが少なく感じます。
リハビリ職の休日が少ないとどうなる?
- プライベートの時間が減る → 家族や友人との時間が取りにくい
- 体力的にキツい → 休みが少ないと疲労が蓄積
- 転職を考える原因になる → 「もっと休みたい」と思うようになる
独身時代は休みが少なくても体力があるので、良いですが、結婚や出産後特に休日数というのは気になってくるポイントです。
子育てにも体力を使うので、仕事だけで使い切ってしまえるという状態ではなくなります。
そのため、休みを重要視していないと自分の中で思っていても、将来的にライフとワークのバランスをとるためには、休日数は多いに越したことはありません。

年齢は若返ることはありませんからね。
加齢に伴って体力は減少していくのは、理論的にもわかりますよね。
リハビリ職の休みが少ない時の対策方法
- 有給休暇をしっかり使う → 休みを増やす工夫ができる
- シフトの希望をしっかり伝える → 休みを調整しやすい環境を作る
- 休日が多い職場に転職する → クリニックや訪問リハビリは比較的休みが多い

ただ、年間休日が、105日だったとします。
有給を年間に20日使うとします。
それでも年間の休日は125日となり、一般職の土日祝の休みと同程度の休日しか取れないという状態になることがわかります。
これを考えるとリハ職の休日はかなり少ないですね。
それに加えて、連休が少ないため体の疲労感も回復しないままに5連勤、6連勤になる可能性がある職種です。
リハビリ職の休みが多い職場の探し方
休みが多い職場を探すなら、以下のポイントに注目しよう。
休みが多い職場の特徴
休みが比較的多い職場
- クリニック(外来のみ) → 土日祝休みが多い
- 訪問リハビリ → 自分でスケジュールを調整できる
- 大手法人の病院や施設 → 休みの制度が整っている
求人のチェック方法
求人のチェックポイント
- 「年間休日120日以上」の求人を探す
- 実際の職場の口コミを確認する(転職サイトやSNS)
- 転職エージェントに相談する(内部情報が分かることも)
実際に探してみると、休みの日が120日以上という病院もあるんです。
そのため、休日数を重視したい場合には、そのあたりと、有給消化率、実際の数年間の取得実績をしっかり確認していきましょう。
転職サイトやエージェントからの情報も重要です。
転職サイトやエージェントは職場を辞める人を次の職場に導くサポートをします。
そのため、辞める職場の内部事情をよく知っている、自然に情報があつまってくるからです。
6. まとめ

リハビリ職の年間休日は職場によって大きく異なります。
「休みが少ない」と言われがちな職種ですが、職場選びを工夫すればしっかり休める環境を見つけることも可能です。
リハ職の休日について
- 年間休日の目安は職場によって異なる(120日以上なら休みが多め)
- 求人票や面接で実際の休日の取りやすさを確認する
- 有給休暇の取得やシフト調整で休日を確保する
- 休みが多い職場を探すならクリニックや訪問リハビリが狙い目
「しっかり休みを取りながら働ける職場」を見つけることで、無理なく長く働くことができるます。
「もう少し休みがあれば…」と悩んでいるなら、まずは自分の職場の休日の仕組みを見直し、より良い働き方を模索してみましょう!
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