

毎日残業が続いてしんどい…。
子育てと両立するためにも、定時で上がるにはどうすればいいか知りたい。
こんな風に悩むリハビリ職におすすめの記事です。
特に子育て中は、保育園の送迎があるので、残業ばかりでは生活に影響がでてしまいます。
帰りが遅くなるほど子どもの寝る時間も遅くなり、罪悪感…。
こんな悪循環に陥っている人もいるかもしれませんね。
残業を減らして効率的に働きたい人に向けて書きました。
この記事はこんな人におすすめ
- リハビリ職は定時で仕事をあがれる?
- リハビリの残業の実態が知りたい
- どんな工夫で定時にあがれるようにする?
- それでも定時に上がれない職場だったら?
リハビリ職の残業時間の平均は?
リハビリ職の残業時間の平均は5時間です。
これは厚生労働省が発表した「賃金構造基本統計調査」からのデータです。

どうですか?思ったより少なくないですか?
そして、多職種との比較は下記の表になっています。
職種 | 平均残業時間 |
---|---|
理学療法士・作業療法士 | 5時間 |
看護師 | 7時間 |
薬剤師 | 11時間 |
放射線技師 | 11時間 |
臨床検査技師 | 12時間 |
このデータから、リハビリ職は医療職の中でも残業時間が少ない職種と言えますね。
また、一般的な職種との比較では、以下のようなデータがあります。
職種 | 平均残業時間 |
---|---|
ビジネス系コンサルタント | 21.2時間 |
ドライバー | 21.0時間 |
組込み・制御エンジニア | 20.2時間 |
化粧品販売・美容部員 | 5.4時間 |
保健師・介護士 | 7.5時間 |
これらのデータから、リハビリ職の残業時間は、他の医療職や一般的な職種と比較しても比較的少ないことがわかります。
残業時間が少ない理由としては、リハビリ業務は日勤が多く、緊急呼び出しもすくないことも影響していますね。
リハビリ職はサービス残業が当たり前?

ただ、現状本当に残業時間は平均で5時間程度なのかという疑問もありますね。
PT,OT,STネットでされていた質問で、こちらのような質問がありました。
PTOTSTネットより
残業の有無や残業代の支払いについて
職場での残業の有無や残業代の支払いについて伺います。
ご協力お願いいたします。
ちなみに「職場内でのカンファレンス」や「職場内研修」などが業務終了時間外に行われる場合も(OJTですので、)立派な残業とみなされています。
質問の答え
- 残業あり(サービス残業、残業代がしっかり支払われていない)78% 回答者数979件
- 残業あり(残業代がしっかり支払われている)17% 回答者数 218件
- 残業なし 4% 回答者数 55件

残業代をそもそもしっかり払ってくれている場所に勤めている人はこの質問にたどり着かないというバイアスはあります。
しかし、見事にサービス残業が多い職種であることは判明していますね。
回答者数1252件と多いですね。
リハビリ職は定時退社は可能?
結論的に、リハビリ職は定時退所は可能です。
ただ、ブラック病院以外ではという文言は付け足しておきます。

もちろん、病院によっても残業がどの程度あるのかというのは違ってきますよね。
しかし、同じ職場環境にもかかわらず、定時に帰る人、定時に帰らない人と同じ顔ぶれと言う場合もないですか?
いつも残っている人は残っている。
早く帰る人は早く帰る。
同じ仕事量をこなしているはずなのに、早く帰る人は最初から仕事が早い人なんだろうな~なんて思っていませんか?
早く帰るひとは、様々な工夫をしたうえで、定時にあがるすべを身に着けている可能性があります。
リハビリ職が定時に帰るための工夫
残業が多くて、仕事が回らないと感じるリハビリ職が定時に帰る方法を考えます。
まずは実践してみて、ブラック病院なのか、仕事の効率を高めれば対応できる範囲なのかを明確にしていきましょう。
早く帰るための工夫
- 今日やらなければいけない仕事を把握する
- すぐに終わる仕事から取りかかる
- 残業は指示されてやるものと認識する
- 職場環境を見直す
- どこに仕事の比重を置くのか検討する
- 報告、連絡、相談は早めに実施
- なんでもかんでも引き受けない
- 隙間時間を見逃さない
- 仕事別にかかるおおよその時間を把握する
今日やらなければいけない仕事を把握する

仕事は優先順位をつけましょう。
相手がいるような仕事で、今日やらなければいけない仕事が最も優先順位が高いです。
今日退院するのに、サマリーできていなかったでは遅すぎますよね。
そのため、必ず、今日やらなければいけない仕事は何なのかを仕事始めに確認しましょう。
これで、書類漏れなどのミスも減らせますよ。
できれば紙やデバイスに記載しておいて、終わったら消すという形で達成感も味わえます。
すぐに終わる仕事から取りかかる

タスクは時間のかからない物からどんどん終わらせていくというのも手です。
時間のかかるものから取り掛かってしまうと、その仕事ばかりに集中してしまい、他のやるべき仕事ができなくなってしまいます。
効率よく時間を使うためには、すぐに終わるような仕事から取り掛かりましょう。

仕事が終わっていく達成感も味わえて、自分のモチベーション管理にもなりますよ。
残業は指示されてやるものと認識する

残業には上司の指示が必要と知っていますか?
残業は基本的に上司の指示を受けてするものなのです。
もしも、サービス残業が慢性化している場合は、上司にこの仕事を今日中にやる必要があり、残業が必要であるということを伝え、残業の許可を取っておいた方が良いです。
もし、残業代について争うことがあった場合に、指示していないと証言される可能性があるからです。
そして、上司は残業が発生している現状を踏まえて、業務負担の改善を図ることが仕事にもなります。
どこに仕事の比重を置くのか検討する
これは必要がない仕事に力を入れないということです。
カルテ記載、サマリーや報告書などはテンプレをつくっておくことで、かなり時間は短縮されます。
そういった書類業務のミスを減らすためにも、テンプレを活用して時間を短縮していくことをおすすめします。
職場環境を見直す

職場環境を見直すというのは、すぐに転職してくださいということではありません。
書類の整理の仕方や、パソコン環境、ハード面で仕事時間の短縮になるものは導入できないのか?
など様々な視点で職場環境を見直す必要があります。
それって上司の仕事じゃないの?と思うかもしれません。
しかし、現場で働いているからこそ、気づく視点があるので、それを上司に提案という形で効率化を図る環境設定をしていくことは大切です。
評価方法の導入や、共有の仕方など、一般職員でもできることって結構ありますよね。
報告、連絡、相談は早めに実施
上司へのほうれんそうは早めが鉄則です。
ただ、無意味に上司に相談するのではなく、自分なりの解決策や進行方向がこれで良いかどうかの判断などを相談するようにしましょう。
上司に全て丸投げで考えて下さいという相談は、上司の印象を悪くしますよ。
自分なりの考えとセットにするとよいでしょう。
なんでもかんでも引き受けない

日ごろから上司や先輩との連絡を密にしておくことで、どの程度まで仕事を任せても大丈夫だなと判断されます。
しかし、時にはその判断が、過剰な期待である可能性はあります。
そのため、できないことはできないと伝えることも必要になってきます。
キャパオーバーで辞めてしまうなどが続けば、会社的にも損失になるので、できないことは断る勇気を持ちましょう。
隙間時間を見逃さない
隙間時間逃していませんか?
パソコン待ち、患者さんのトイレ待ち、他の処置待ちなど、スムーズにリハビリテーションの施術時間が進まない時こそチャンスです。
カルテに書く内容などは、評価するポイントを考えておけば、結果をすぐに書けます。
サマリーなどの文章も、ある程度書かなければいけないことをピックアップして、頭のなかで組み立てていれば、時間はかかりません。
少しの空き時間でも、目的意識をもって行動するために、書類に書かなければいけないことなどを整理しておきましょう。

昔後輩で、毎日深夜まで残っているので、何に時間がかかっているの?というとカルテ記載だと言っていました。
カルテ記載はリハ内容に目的意識を持たせることで、評価内容が明確になり、短時間でカルテ記載を実施できるようになってきました。
仕事別にかかるおおよその時間を把握する

リハビリ職はクライアントに接する時間は20分×何単位かですよね。
それ以外の仕事について、自分がどの程度費やしているのかということが把握できていますか?

特に書類業務や後輩指導については時間の把握をしておいた方が良いですね。
自分がこの仕事にはこのくらいの時間がかかかっているということが把握できている人は、仕事を定時であがれる人が多いです。
例えばサマリーに30分かかるとします。
しかし、それを5分の空き時間にやろうとすると、それって効率よいと思いますか?
人間は集中するのにも、時間を要します。
特に集中する時の注意力と言うのは、多くのエネルギーを消費します。
そのため、5分の空き時間に、自分が30分かかるであろう仕事に取り掛かると何度も集中が途切れてしまい、また始める時には集中するのにエネルギーを要します。
空き時間がどの程度あるのかによっても、タスクを選択するということを忘れないでください。
そして、まずゴールを決めて、タスクを選択していきます。
それでも定時で上がれない時にはどうする?

正直、いろいろ工夫をしたけど、それでも残業が毎日毎日発生する。
単位は21単位とって、書類業務も多すぎて、後輩指導も人数がいなくて手が回らない…
というような病院はブラック病院です。
正直転職をするだけで、生活がガラっと変わりますよ。
これ一択
ブラック病院は避け、転職を考える
ブラック病院に勤めていると、残業が当たり前になってしまうことがあります。

私も新卒で入ったところは、タイムカードを押してから働いてというようなブラック病院でした。
でも、色々な職場をみると、普通じゃないんだなと言うのがわかってきます。
おすすめ転職サイト
転職を考えている人が、まず登録したいのが、リハビリ職特化の転職サイトです。

特にトップクラスの求人数を誇るPT・OT・ST WORKER、最初に登録する転職サイトとしておすすめです。
基本的には、PT・OT・ST WORKERともう一つという形で転職サイトに登録しておけば、間違いありません。
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